読み聞かせは、
子どもが初めて出会う音声芸術です。
そして、読み聞かせは、
大人の鑑賞にも耐えうる音声芸術でもあります。

読み聞かせ検定®は、厳選した市販の絵本を課題にした、
集団への読み聞かせをする人のための技能試験です。
初級、中級、上級の3段階の試験があり、上級試験に合格すると、
一般社団法人日本朗読検定協会認定
「読み聞かせ講師」を目指していただけます。※1

※1 「読み聞かせ講師」になるには、「読み聞かせ講師認定講座」の受講、修了が必要です。

  • 読み聞かせ検定®とはどんな試験ですか?

    読み聞かせ検定®は、読み手と聞き手が同じ場所で、対面でおこなう「集団読み聞かせ」における絵本の読み方、取り扱い方の技術に対する検定試験です。
    動画を撮影できるスマートフォン等で、読んでいる姿、声を撮影していただき、カンタンに試験を受けていただけます。
    または、協会が実施している試験日に、ご自宅からパソコンやスマートフォンで読んでいる声、姿を映していただきカンタンに試験を受けていただけます。
    ※インターネット会議システムZoomを利用

  • 試験課題とは、どんなものですか?

    読み聞かせ検定®は、市販の絵本を試験課題に、「絵本と同時販売」の形式で受検受付をしております。
    ※受検お申込み時、課題絵本はお選びいただけません。

  • どんな人のための試験ですか?

    • ★幼稚園教諭の方、幼稚園教諭を目指している方
    • ★保育士の方、保育士を目指している方
    • ★絵本の読み聞かせ活動をしている方
    • ★これから読み聞かせを始めたい方

    にピッタリの試験です。

  • 読み聞かせ検定®は、何がわかる、身につく試験ですか?

    1. 絵本の読み方の基礎力、マナーを身につけているかわかります(初級)
    2. 絵本の多様性に対応できる表現が身についているかわかります(中級・上級)
    3. 観客への意識ができているかわかります(中級・上級)
    4. 自分が思った通りの表現が出来ているかわかります(上級)
    5. 著作権を守って読み聞かせする意識が身につきます(初級)
  • 読み聞かせ検定®は、いくつのレベルがあるのですか?

    読み聞かせ検定®は、
    初級、中級、上級※ の3レベルがあります。
    ※上級合格には、AとB両方の試験に合格する必要があります。

初級

※下記のいずれかを受検申込時、ランダムに同時販売

「松谷みよ子 赤ちゃんの本 のせてのせて」
松谷みよ子・文 東光寺啓・絵(童心社刊)
「ノンタンあそぼうよ② ノンタンおやすみなさい」
キヨノサチコ・文・絵(偕成社刊)
「あめ ぽぽぽ」
東直子・文 木内達郎・絵(くもん出版刊)
対象者
高校生以上。初級者向け。
認定条件
採点項目の合計100点満点中、80点以上を獲得すること

配点

  • 「マナー・絵本の取り扱い」(合計60点)
    服装等への配慮(10点)
    本の準備(10点)
    本の支え方(10点)
    絵を邪魔しない扱い(10点)
    絵を見せる間(10点)
    本文以外の扱い(10点)
  • 「読み方」(合計40点)
    声量(10点)
    発音(10点)
    読む速度と間(10点)
    正確さ(10点)

試験料

¥8,800円(税込)※学割は¥7,700円(税込)
 ※別途、課題絵本代金が必要です

中級

※下記のいずれかを受検申込時、ランダムに同時販売

「ともだちや」
内田麟太郎・文 降矢なな・絵(偕成社刊)
「ともだちひきとりや」
内田麟太郎・文 降矢なな・絵(偕成社刊)
「よろしくともだち」
内田麟太郎・文 降矢なな・絵(偕成社刊)
「めっきらもっきら どおん どん」
長谷川摂子・文 降矢なな・絵(福音館書店刊)
対象者
高校生以上。

※読み聞かせ検定初級合格者の方のみ受検いただけます。

認定条件
採点項目の合計100点満点中、80点以上を獲得すること

配点

  • 「初級検定内容の定着」(合計45点)
    服装等への配慮(5点)
    本の準備(5点)
    本の支え方・めくり方(10点)
    絵を見せる間(5点)
    本文以外の扱い(6点)
    声量(5点)
    読む速度(4点)
    正確さ(5点)
  • 「観客への意識」(5点)
    観客の反応への意識(5点)
    「表現技術」(合計50点)
    読み分け(20点)
    台詞表現 擬音表現(20点)
    ページのめくり方の工夫(10点)

試験料

¥9,900円(税込)※学割は¥8,800円(税込) ※別途、課題絵本代金が必要です。

上級

※下記のいずれかを受検申込時、ランダムに同時販売
※上級は、AとBの2つの試験に合格する必要があります。

~上級A~

「100年たったら」
石井睦・文 あべ弘・絵(アリス館刊)
「ぶたばあちゃん」
マーガレット・ワイルド・文 ロン・ブルックス
絵 今村葦子・訳(あすなろ書房刊)
「くまとやまねこ」
湯本香樹実・文 酒井駒子・絵(河出書房新社刊)

~上級B~

「まり」
谷川俊太郎・文 広瀬弦・絵(クレヨンハウス刊)
「もいもい」
市原淳・文 開一夫・監修(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)
「るるるるる」
五味太郎・作(偕成社刊)
対象者
高校生以上。※読み聞かせ検定中級合格者の方のみ受検いただけます。
認定条件
採点項目の合計100点満点中、80点以上を獲得すること

配点

筆記試験課題

  • 試験課題の「表現計画」を提出 A検定 ※配点はありません
  • 作文「読み聞かせ活動を通じて実現したいこと」 B検定(30点)
  • 書き出し(10点)
  • 構成(10点)
  • 誤字脱字(10点)

上級A検定 実技試験課題

  • 「中級検定内容の定着」(合計30点)
    マナー・本の準備(5点)
    本の支え方・めくり方(5点)
    絵を見せる間・本文以外の扱い(5点)
    声量・発音・速度(5点)
    正確さ(5点)
    観客への意識(5点)
  • 「長文の絵本を朗読の技術で表現」(合計70点)
    区切り(5点)
    抑揚(10点)
    緩急・強調(15点)
    読み分け(10点)
    台詞表現 擬音表現(15点)
    ページのめくり方の工夫(15点)

上級B検定 実技試験課題

  • 「中級検定内容の定着」(合計30点)
    マナー・本の準備(5点)
    本の支え方・めくり方(5点)
    絵を見せる間・本文以外の扱い(5点)
    声量・発音・速度(5点)
    正確さ(5点)
    観客への意識(5点)
  • 「擬音だけの絵本を楽しく表現」(合計40点)
    擬音表現(20点)
    ページのめくり方の工夫(10点)
    楽しさ(10点)

試験料

¥11,000円(税込) ※学割は¥9,900円(税込)
※A、Bいずれも ※別途、課題絵本代金が必要です。